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病棟実習が始まった(1)基礎臨床系統講義って?

4年生からは、後期過程と呼ばれる教育を受けた。
3年生の時に12の基礎臨床系統講義を1年かけて
行って、これには基礎と臨床のすべての講座が
関係し、担当教員も150人を超えた。
すごいね。

12の基礎臨床系統講義とは、血液、循環、腎泌尿器、
呼吸、消化、内分泌代謝、生殖(産婦人科)、神経、
感覚(眼科、耳鼻科)、結皮(アレルギー膠原病、
皮膚科)、運動(整形外科)、精神医学のことだよ。

たとえば、消化器の系統講義なら、まず最初は
消化器の概論から始まって、その次にすでに
終了した基礎医学、たとえば、解剖、組織、生理学
なんかをもう一度学んで、その後に臨床医学の
講義が続くんだ。

消化器なら消化器で、系統だって基礎から臨床
までの内容がふんだんに盛り込まれているのだ。
だから、系統講義っていう名前がついていたんだよ。
posted by ゆうき at 10:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 病棟実習が始まった

病棟実習が始まった(2)ガイドライン

系統間の関連性を密にするために、ガイドラインが
きっちりと設けられていた。

そのガイドラインは白くてとても分厚い冊子で、
その日の講義がどんな内容なのか、詳しく書かれていた。

それを見ながら、予習したり(予習する人って、
いたのかな??)、時間割をあわせたんだ。

でもね、そのガイドラインの使い方は、別にあるんだ。
講義の教官の名前が分かるんだよね。
で、それで出席するかどうか、判断していたよ。

学生って、知らないようでいて、結構、大学のことを
知っているよ。
先生のことも、とてもよく知っているよ。

ビデオ屋さんで、あの先生は何を借りていったか
まで、学生は、知っているんだから!
どの研修医が誰とつきあっているかも、なぜか、
知っているんだから、怖いよ〜。
行動に注意ね。

posted by ゆうき at 10:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 病棟実習が始まった

病棟実習が始まった(3)4年生になるのは大変

出席を取る先生か。
講義が面白いか。
スライドばかりで退屈か。
そんな情報はきちんと先輩たちから伝わっているよ。

出席者が少ない場合は、学生の立場で考えると、
工夫するところがきっと分かるんじゃないかな。
講義の出席率が悪いのは、必ずしも学生だけが
悪いんじゃないんだよね。
講義をする先生も、関係があるんだよね。

3年生で、その系統講義の試験にすべてパスすると、
前期過程終了。
4年生。後期過程に突入だ。

しかし、この系統講義の試験にパスするのが、
これがまた厄介だったのだな。
留年する学生も毎年ちらほらいたしね。

posted by ゆうき at 10:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 病棟実習が始まった

病棟実習が始まった(4)病棟実習、スタート

私たちも数多くの試験をくぐりぬけ、一息つく
間もなく、病棟実習の日々がやってきた。

入学してからこの数年、あっという間。
この前、入学して、追い立てられるように
実習、試験をこなしていたと思ったら、
もう医学生時代も半分以上が終わっちゃった。

半年間の診断学実習を経て、ほんの少し手に
なじんできた聴診器を白衣のポケットに入れて、
私たちは毎日、張り切って病院に向かった。

1つの科を、2週間のローテートで回ったんだ。

たいてい、病棟の中に、学生用の部屋があった。
そこで、クルズスと呼ばれる小講義を受けたり、
レポートをまとめたり、昼食をとったんだ。

あの頃、レジデントと呼ばれていた1〜2年目の
若い医師たちの部屋の隣のことが多かったな。

私たちは毎日、指定された時間に病棟実習用の
格好をしてその部屋に集まったんだ。

posted by ゆうき at 10:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 病棟実習が始まった

病棟実習が始まった(5)常識的な格好って?

実習用の格好というのは、常識的なこと。
男性ならば、ネクタイをつけたり、女性で
長い髪の人は、邪魔にならないようにまとめること。
ハイヒールは履いてこないこと。
派手な化粧をしないこと。香水をつけないこと。
患者さんと対面する上で、当たり前のことばかり。

本当の医師より、学生の方がまともな格好だった
こともあった。

若い女性の医師が、白衣の下に原色のTシャツを
着ていたり、香水ぷんぷんだったり、どうみても
この先生、おかしいなあと思う人もいたな。
お昼休みに、毎日、自分の部屋に戻って、シャワー
する先生もいたしな。
誰も知らないと思っているけど、うわさになるから、
みんな、知っているんだよね。

そういう人って、やっぱり、医療者としての
態度も性格も言動もちょっとおかしくて、
問題医師として扱われていたな。

誰か教えてあげればいいのに、医師になって
しまうと、一人前とみなされて、誰も何も
言わなくなるんだよね。
気をつけないといけないね。

posted by ゆうき at 10:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 病棟実習が始まった

病棟実習が始まった(6)金髪に長髪

病棟実習に、金髪で臨んだ学生がいたらしい。
教員が忠告しても聞かず、しまいには、対面した
患者さんに、「こんな学生さんに診てほしくない」
と言われて、問題になっていたようだ。

きっとその人は、髪の毛を金色にすることで、
何か、訴えたかったんだろうな。
でも、何を訴えたらいいのか、言語化できなかった
んだろうな。(あくまでも想像だけど)

気持ちは分かるな。
もし自分が彼だったら、そういうときに、
説教するんじゃなくって、話を聞いて、
受け入れてくれる人に出会いたいな。

私たちの頃は、ヘビメタをやっていた長髪の
先輩が、外科の医師に、怒られていた。
「おい、おまえ! 髪を切ってこい。
長い髪は不潔だから、手術場に入れないぞ」
って言われていた。

彼は私と同じ県の5つ上の先輩。
バンド人間には命より大切だった長髪を
ばっさりと切ったらしい。

一見、普通じゃなかった彼が、普通の人に
なっちゃった。
しかし彼は、とてもすっきりした顔をしていたな。
潔くこうできると、格好いいのにね。

今は偉い先生になっちゃったよ。その人も。

posted by ゆうき at 10:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 病棟実習が始まった
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